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執筆者の写真日向 凛

他人事ではない!Instagram 景品表示法違反で「RIZAP」に措置命令


景品表示法違反となった「chocoZAP」のLP

あのRIZAPに措置命令が出るなんて…!

低価格帯のトレーニングジム「chocoZAP」の運営会社「RIZAP」に、景表法違反の措置命令が出されました。


問題は2点。

  • インフルエンサーのInstagram投稿(ステマ規制違反)

  • 「24時間使い放題」の表現(優良誤認)



Instagramの何が問題なのか


インフルエンサーによるInstagram「 chocozap.official」とのタイアップ投稿

chocoZAPは、今年1月から3月にかけて、インフルエンサーに対価を支払い個人のInstagramで宣伝してもらうことを依頼。自社のサイトにPR表記をせずに利用者の体験談として掲載しました。


タイアップ投稿には問題なかったのですが、自社サイトへ掲載する際に「PR」であることの表記が抜けていました。


対価を支払って依頼した投稿は広告にあたりますが、それを個人の体験談であるかのようにを装うことはステルスマーケティングに該当します。


ステルスマーケティングである場合は「PR」表記が必要ですが、それがなかったため「ステマ規制」違反とされました。



「24時間使い放題」の何が問題なのか


景品表示法違反となった「chocoZAP」のLP

ことし2月から6月にかけて、セルフ脱毛やゴルフなど8つのサービスについて、24時間いつでも利用できると表示をしていましたが、実際は制限があり、5時間から16時間程度しか利用できない状態でした。


事実と違う表記で消費者を誤認させるという判断から、景表法違反とされました。



他人事ではない!御社のInstagramは大丈夫?


売上アップのために「嘘、大げさ、紛らわしい」表現で広告することは景表法違反になります。


  • 根拠のない「No. 1」「日本一」「世界初」

  • 「A社・B社・C社の比較(実名を出さない比較)」

  • 定期購入なのに「お試し」「モニター」表記

  • 口コミ書いてくれた人にドリンク1杯サービス


まだまだあります。


InstagramやSNSを見ていると、景表法違反の表記をたくさん見かけます。

指摘しても「他所がやっているから大丈夫」と回答する人がほとんど。

薬機法・景表法違反の重大性を知らない事業者さんが非常に多いです。


今回のRIZAPには、もう10年上顧問をしている薬機法・景表法対策のプロのコンサルタントがいましたが、その範囲外で起きました。


素人判断での投稿が、景表法違反になってしまったということです。


ビジネスへのダメージは大きいです。

摘発されてからでは後の祭り。

薬機法・景表法対策の知識をつけたい方は今すぐご相談ください。




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