その前に…ホームページを安く丁寧でクオリティ高く作れる人を探すには?
安くていい感じに作ってくれるホームページ屋さんはいないだろうか。
いないわけではありませんが、なかなかのレアケースです。
安いのにクオリティ高いホームページを作れる人にはいくつか条件があります。
そんな人に出会えるのは稀なこと。
適正価格を知って無理のない予算を立てることで、誤った選択をするリスクを防げます。
Cost
ホームページ作成費用の内訳
一般的に、ホームページやランディングページを含むWebサイトの作成にかかる費用には下記の内訳があげられます。
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イニシャルコスト(初期費用)として、
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①企画立案にかかる費用
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②制作にかかる費用
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ランニングコストとして、
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③納品後の運用にかかる費用
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ドメイン取得費用とサーバ利用料金は内製化しても必ずかかるランニングコストです。
ホームページ作成費用と保守管理費用は、自社で行えば費用はかかりません。
起業まもないスタートアップ企業様の新規ホームページ制作費用
「事業の収益性が不確定なため、まだあまりホームページを作り込めない。コンテンツの追加作成は自社で頑張りたい。」
ホームページの立ち上げが早くて保守管理の負担も少ない、NoCodeツールのWixを採用。カメラマンに写真撮影を依頼しクオリティの高い写真でホームページのビジュアルを整えます。
まずは基本的な5ページからスタートしていただき、Ascend by Wix(マーケティングツール)による集客や、ネット通販などの拡張を行えるようにしました。
Example
ホームページ作成費用 お見積もり事例
大至急の作成依頼によるホームページ制作費用
「取材されて来月新聞に載ることになった。それまでに間に合うよう、ホームページを公開して多くの人からのアクセスを集めたい」
ホームページの立ち上げが早くGoogleへもその日に掲載できる、NoCodeツールのWixを採用。既存の会社概要パンフレットやフライヤーのデータからコンテンツを作成し、最低限必要な情報を掲載しGoogleにインデックスさせます。
新聞に掲載され検索される可能性を最優先し、いち早いホームページの公開を実現しました。
何を重視するか?ホームページ作成予算の考え方
ホームページ作成の予算を決める際に大切なことは、目的を実現するために「何を重視するか?」ということです。
たとえば、コストを抑えてデザイン性も機能性も充実させることは難しいです。
また、美しいWebデザインとSEOを両方同時に実現することはかなり難易度が高いです。
内製化することが目的なら、ツールの使いやすさが重要です。
ブランディング向上が目的なら、世界観を伝えるデザイン性が重要です。
検索エンジンからの集客が目的なら、デザイン以上にコンテンツが重要です。
とにかく急いで公開することが目的なら、早さが重要です。
必要なコストを削ってしまうと、目的を達成することができません。
しかし、代わりに内製で行う方法もあります。
本当にプロの手を借りなくてはならないリソースにコストをかけましょう。
そのためにも、ホームページ作成費用の内訳を知ることは大切です。
参考: 東京のWeb制作会社 よつばデザイン 様による「ウェブサイト(ホームページ)の予算と内容」
事業規模やゴールに応じて必要なサイト規模や制作期間と予算が一目瞭然にわかる素晴らしい図。
多くの人にこの図をみていただきたいたのでシェアさせてください。
引用: https://www.facebook.com/yotsubadesign/posts/3092975830741332
コスト優先!安くホームページを作りたい
外注せず自分でホームページを作成することが、一番費用のかからない方法です。
今やノーコードツールの登場により、マウス操作でホームページの作成ができます。
中でもWix は世界シェア3位、日本でも人気のノーコードツールです。
ホームページ作成、ネットショップ、メルマガ配信もできるビジネス用途に大変向いているツールです。
無料ドメイン(https://アカウント名.wixsite.com/サイト名)を使えば、サーバ・ドメイン費用0円でホームページを使い始められます。Wix の電話サポートも無料で受けられます。
独自ドメインにするなら、ドメインはムームードメインで取得するのがおすすめです。
Wix プレミアムプラン ベーシックプランの年額11,880円、ドメイン(.comの場合)の年額1,728円がランニングコストになります。
WordPressはメンテナンスコストがかかるため、コスト優先の場合はおすすめできません。
クオリティ優先!高品質なホームページを作りたい
デザイン重視のホームページ作成予算のポイント
高品質なデザインのホームページを作成するには、デザインはもちろん画像や動画のビジュアル的要素にも費用を割く必要があります。ロゴ・イラスト・アイコン・アニメーションなど細々とした要素にもデザイナーの手が入ることで、世界観がグッと広がります。
どんなホームページも構造は大きく変わりませんから、デザインクオリティを高めるなら画像と動画に費用をかけることは外せません。
デザイン費用はデザイナーのキャリアや経験値によりさまざまです。
1サイトで100万円〜の費用感が目安です。
SEO重視のホームページ作成予算のポイント
SEOに強いホームページを作成するには、競合調査とコンテンツ作成に費用を割く必要があります。
むやみにページや文字数を増やすのではなく、ひと目でわかるインフォグラフィックやイメージが伝わる写真などユーザーへの親切さが大事です。
一般的なホームページのSEOについては、メタタグと見出しタグの標準的な設定を行えば十分です。
アクセシビリティとユーザービリティに配慮した信頼できるオリジナルコンテンツを作成すること。
SEOのためというより、コンテンツを充実させることに投資します。
コンテンツ作成を外注するなら、1サイトで100万円〜の費用感を想定しておきましょう。
内製で頑張れるなら費用はかかりません。
また、SEOは効果が出るまで半年はかかります。広告予算も設けておくのがベストです。
検索順位アップの仕組み
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ユーザーから求められているコンテンツを作成することで、アクセス数や被リンクが得られます。
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アクセス数や被リンクが増えれば、Googleから評価され検索順位が上がります。
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検索順位が上がればアクセスや被リンク、サイテーション(名前を紹介されること)が増えます。
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アクセス数や被リンク、サイテーションが増えれば、指名検索も増えて、Googleから評価されアクセス数・検索順位が上がります。
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以下繰り返し
求められているコンテンツを作成し、検索結果で選ばれること。これが検索順位アップのコツです。
納期優先!早くホームページを作りたい
ホームページを制作するには、調査・情報設計・デザイン・素材作成と多くの工程があり、1ヶ月以内での公開は通常厳しいものでした。
しかし、ノーコードツールのテンプレートを使うことで、情報設計・デザイン・コーディングを省いて工数を削減しスピーディに納品することが可能です。
IT支援コンシェルジュでは、短納期・低予算のご要望に合わせたサービスを提供しています。
ご相談ください。
ホームページ作成に使える補助金3選
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者を対象として、50万円上限に補助対象経費の2/3以内が交付される補助金です。
採択が決定してからホームページ作成を開始する必要があり、交付まで一年弱かかるのがネック。
ホームページ作成やWebマーケティングを含むウェブ関連費用だけでは申請できなくなりました。
申請手続きは、事業所のある地区の商工会議所・商工会を経て電子申請を行います。
IT導入補助金
中小企業・小規模事業者を対象として、ITツールを導入する経費の1/2〜3/4が交付される補助金です。キャッシュフローが3ヶ月程度と早いのが特長。デジタル化基盤導入枠ならPC・タブレットなどハードウェアも対象です。
ただし、事前に登録された企業間取引のデジタル化を推進するツールを採用する必要があります。
申請手続きは所定のIT導入支援事業者との間で行います。
事業再構築補助金
中小企業を対象として、事業転換の経費を支援する補助金です。
上限金額は大きいですが、採択されても交付決定までの手続きが長く苦労します。
申請手続きはポータルサイトにて電子申請を行います。
ECサイト作成費用の内訳
ECサイトの場合、通常のホームページに加えて商品ページや決済システム・特定商取引法に基づく表記も作成する必要があります。
EC CUBEやWordPress・WooCommerceですと開発・構築費用がかかります。BASEやSTORES、Wix やShopifyのようなSaaSならすでにシステムが構築されているので、店舗情報と商品情報を登録すれば手軽にネット通販を始めることができます。
ECサイトの場合、通常のホームページに加えて商品ページや決済システム・特定商取引法に基づく表記の作成も必要です。
EC CUBEやWordPress・WooCommerceですと開発・構築費用がかかります。BASEやSTORES、Wix やShopifyのようなSaaSならすでにシステムが構築されているので、店舗情報と商品情報を登録すれば手軽にネット通販を始めることができます。
決済システム(Stripe・Square・KOMOJU・Paypal)は無料のアカウント作成をしてECサイトに接続作業を行えば利用開始できます。費用はカード決済時にかかる手数料のみです。
BASEとSTORESは、あまり作り込みはできません。
Wix とShopifyは有料プランの利用が必要です。
Wix は、ホームページ一つでさまざまな機能拡張ができるのでおすすめです。
EC・ネットショップ・カートシステムの利用料金とメリット・デメリット比較
Shopify
初期費用:無料
月額費用:9$〜
決済手数料:3.25%〜
メリット:外部連携にも強くカスタマイズ性が高い
デメリット:日本人向けでない操作感が一部あり
STORES
初期費用:無料
月額費用:無料〜
決済手数料:3.6%〜
メリット:操作が簡単で料金体系もわかりやすい
デメリット:独自ドメインが移管できない
BASE
初期費用:無料
月額費用:無料〜
メリット:操作が簡単
デメリット:決済手数料以外に、サービス手数料・振込手数料・事務手数料・モールでのオプションなど料金がかかる
楽天市場
初期費用:60,000円
月額費用:19,500円〜
決済手数料:2.5%〜
メリット:集客性が高い
デメリット:顧客のメールアドレスを得られないため退店すると顧客にメールを送れない
Yahoo!ショッピング
初期費用:無料
月額費用:無料〜
決済手数料:3.24%(クレカ)
メリット:高機能なカートシステムを無料で使える
デメリット:集客性はあまり良くない(広告が必要)
Amazon
初期費用:無料
月額費用:無料〜
販売手数料:5%〜
メリット:商品の在庫管理や発送を委託(FBA)できる
デメリット:退店すると顧客にメールを送れない
futureshop
初期費用:22,000円〜
月額費用:22,000円〜
決済手数料:3.2%〜
メリット:国内企業による集客支援や操作サポート。高機能なECサイト構築が可能。
デメリット:ランニングコスト
システム開発費用の内訳
開発案件とも呼びますが、検索サイトや自動見積もりサイトなどを作成するには、高度な技術と制作期間が必要です。
そのため、制作に100万円以上は確実にかかるという費用感でまずは認識しておくのがベストです。
実現したい機能を明確にし「要件定義」として確定することで、正しい制作費用を見積もることができます。
注意点としては、やり直しになるとさらに作成費用がかかってしまうことです。
制作会社によってはSEOやアクセシビリティ・ユーザービリティの知識があまりないことがあります。
ほぼ作り込んでから、見出しタグの使い方がおかしい、使いにくいなどが発覚すると本当に悲劇です。
要望は細かい点まで漏れなく伝えて認識合わせを確実に行う、意思疎通がとても大切です。
Wix と WordPress で迷ったら?選定基準はここ!
Wix とWordPress(サーバ設置型) の大きな違いはSaaSかそうでないかです。
SaaSは、サービス提供者側がインターネットを通じてソフトウェアを提供している仕組みです。
Wix の例でいうと、私たちはインストールなどの作業をすることなく Wix.com のサービスにアクセスしてホームページ作成を行えます。
SaaSのメリットは、サーバやシステムのメンテナンスが不要であること。
デメリットは、機能的にできないことは実装できません。
そういったことから、Wix なら Wix.comが責任持ってセキュリティや不具合の対策をしてくれます。
サポートも、Wix.com のエンジニアやカスタマーケアが対応してくれます。
簡単なアプリ追加作業で機能拡張も行えますから、ビジネス用途としては Wix の一択と言うのが弊社での判断です。
お客様に安全なホームページを提供したい考えから、2017年に WordPress から Wix に完全乗り換えいたしました。
あえて WordPress を選定する場合というのは
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すでにサーバ内でWordPressを複数運用されている
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WordPress を保守できるエンジニアがいる
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Wix で実装できないサイト構造にする必要がある
こういった場合に限っいてます。
発注先、フリーランスと制作会社で迷ったら?選定基準はここ!
フリーランスにホームページ制作を依頼するメリット
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制作会社に比べて安いことが多い
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制作者本人に直接話せて伝達のタイムロスがない
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フリーランスの個性を発揮したホームページを作成してもらえる
デメリットは、代わりがいないため体調不良などのトラブルでスケジュールが狂ったり、連絡がつかない場合の不安材料があることです。
制作会社にホームページ制作を依頼するメリット
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所在の信頼度がある
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制作実績が多い
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安定したクオリティのホームページを作成してもらえる
デメリットは、営業・ディレクター・デザイナー・コーダーなど複数の人が絡むため時間と費用がかかることです。
ホームページ制作業者の選定で失敗しないためには
「できあがったホームページのイメージが違う」「対応が悪い」「制作業者が逃げた」といったトラブルは少なくありません。
ホームページの制作を依頼するには、ぼんやりとしたイメージだけでなく「実現したい機能とその目的」をはっきり指定することで、納品後のトラブルを防ぐことができます。参考サイトを提示するときは気に入っている箇所を説明します。
もちろんそれをくみとって提案することも制作業者の務めですが、残念ながら言われた通りにしか作成しない制作業者もあります。また、SEOで集客をしたいのにビジュアル重視のデザイナーに依頼するとうまくいきません。逆も然りです。
それを判断するには、制作業者の実績やSNSでの発言を見て、仕事への取り組み方や考え方などビジネスとしてのおつきあいができるかどうかを確認します。相性が良くなさそうだと感じた場合は避けたほうが無難です。
かく言う弊社も受発注どちらの立場でも失敗を経験しました。いずれも原因は認識のズレでした。何事も早い判断と密なコミュニケーションが大事だと痛感したものです。「おまかせしてるから大丈夫」は禁物なのです。
ホームページ作成費用の見積もり方まとめ
なぜ高いのか、なぜ安いのか。価格の理由を知ること。
ホームページを作成するにあたり複数の業者から見積もりを取り寄せたが、適正金額がわからずどう判断したらいいかわからない。
一社選定して契約したものの、出来上がりは思ったものと違っていた。
残念ですが、これは制作費用の正確な内容を理解できないまま契約してしまうことが原因ではないかと考えています。
提示された金額には理由があります。
その理由を知ることで、正しくコストを削減できます。
「こんなはずではなかった」とならないよう、私たちWeb事業者はきちんとお伝えすべきですし、そうありたいと思います。
この記事はまだ途中です。
これから気が付いたことを追加更新していきますので、良かったらブックマークやシェアをしていただけますと嬉しいです。
Web Aqua合同会社 日向 凛
この記事は、2015年6月に公開した「バラしちゃいます!ホームページ制作料金の相場はいくら?用途 目的別に比較してみよう!」を再構成しています。