ホームページ作成費用相場 比較一覧
Web制作ツール・制作業者選定のポイント【2023年版】

2021年から2022年はノーコードツールが、2023年になりAIが注目されています。この1、2年の間でもWeb集客のトレンドや制作にかけるコストバランスも大きく変わっています。
Web施策は柔軟に対応できるようにしておきましょう。
Web制作会社・広告代理店・コンサルティング会社とは3年以上の長期契約やローン契約をしないのが理想です。
ホームページ作成にかかる費用相場の結論

事業内容・会社概要・問い合わせページを含む5ページの基本的なホームページ制作費用の相場は30万円からが目安です。
WixやShopifyなどのNoCode(ノーコード)ツールの登場でこれより安い費用で作成して提供することも可能なりました。
ページが増えたり、オンライン決済などの機能を追加したり、カメラマンによる写真撮影やライターによる文章作成など別途費用が加わると50万円を超え100万円近くになることもあります。
クラウドソージングを利用すると10万円以下の費用で安価な制作業者が見つかりますが、信頼できる相手かどうか所在の確認など注意が必要です。
⇒ ネットショップ利用料金比較
ホームページ制作にかかる費用内訳のしくみ

ホームページ制作にかかる費用の内訳は、大きく分けて以下の4つです。
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ホームページ作成費用
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ドメイン取得費用
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サーバ利用料金
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保守費用(ホームページ更新・サーバ管理・プログラムメンテナンス)
ドメイン取得費用とサーバ利用料金は必ずかかるランニングコストです。
ホームページ作成費用と保守費用は、自社で行えば費用はかかりません。
しかし、コスト削減のために無理して自社管理にするとホームページでトラブル発生時に大変困ることになります。
最近では、短期間でホームページ作成ができて保守の負担も少ないNoCodeツールがコスト安で人気です。
NoCode(ノーコード)ツールとは
コーディングなしでホームページやアプリを作成できるツールの総称で、WixやShopifyがWeb制作業界でも話題です!
ホームページ作成費用 概算比較一覧表
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ホームページ作成費用予算の考え方
ホームページ作成の費用を考える際に大切なことは、「何をしたいか」ホームページを作成する目的をはっきりすることです。
たとえば、会社案内のパンフレット代わりとはいえホームページから「問い合わせ」をもらう目的があるはずです。
オンライン化するための機能を実装したいのか、収益性を上げるための集客コンテンツを充実したいのか。
ブランディングのためビジュアルデザインのクオリティをアップしたいのか。
場合によっては、単なる手続きの都合で「ホームページがあれば良い」レベルなのか。
費用対効果を最大限に出すためにも、ホームページを作成する目的を決めましょう。
機能や集客が目的であれば、ホームページ作成の費用を削ると成果が得づらくなります。
デザインのクオリティも中途半端なものになってしまいます。
単にあればよいなら、安価に済ませても問題ないと考えることもできます。
また、ホームページ作成し公開したら更新する作業も必要です。
この更新作業をする人のITスキルによって、ホームページ作成に使うツールが決まります。
Webにまったく不慣れなのか、ブログは書いたことがあるのか、多少コードを理解できるのか、など。
ツールの費用や制作業者の保守費用もランニングコストになりますから、確認しておきましょう。
参考: 東京のWeb制作会社 よつばデザイン 様による「ウェブサイト(ホームページ)の予算と内容」
事業規模やゴールに応じて必要なサイト規模や制作期間と予算が一目瞭然にわかる素晴らしい図。
多くの人にこの図をみていただきたいたのでシェアさせてください。
引用: https://www.facebook.com/yotsubadesign/posts/3092975830741332

ホームページとWebサイトの違い
ところで、「ホームページ」と「Webサイト」ってどう違うの?って思ったことはないでしょうか。
ホームページとは
「ホームページ」とは本来、ブラウザ(Google Chrome のようなインターネットを見るためのソフト)を起動して最初に表示される画面のことでした。Yahoo!のトップページやGoogleの検索画面などが表示される人が多いでしょうか。
これが後に、Webサイトのトップページを意味する言葉を「ホーム」と呼ぶようになり、現在ではWebサイトのことを「ホームページ」と呼ぶようになりました。
Webサイトとは
「Webサイト」というのは、ドメイン単位でのWebページの集まり。企業サイト、ポータルサイト、レシピ検索サイト、動画サイト、といった具合に「サイト」という表現もします。
企業のホームページも「Webサイト」と呼ぶのが専門的には正しいことになりますが、今や一般的な「ホームページ」という呼び方でもなんら問題になることはないと考えられます。
シチュエーション別 ホームページ制作費用 お見積もり事例
起業まもないスタートアップ企業様の新規ホームページ制作費用
「事業の収益性が不確定なため、まだあまりホームページを作り込めない。コンテンツの追加作成は自社で頑張りたい。」
ホームページの立ち上げが早くて保守管理の負担も少ない、NoCodeツールのWixを採用。カメラマンに写真撮影を依頼しクオリティの高い写真でホームページのビジュアルを整えます。
まずは基本的な5ページからスタートしていただき、Ascend by Wix(マーケティングツール)による集客や、ネット通販などの拡張を行えるようにしました。
大至急の作成依頼によるホームページ制作費用
「取材されて来月新聞に載ることになった。それまでに間に合うよう、ホームページを公開して多くの人からのアクセスを集めたい」
ホームページの立ち上げが早くGoogleへもその日に掲載できる、NoCodeツールのWixを採用。既存の会社概要パンフレットやフライヤーのデータからコンテンツを作成し、最低限必要な情報を掲載しGoogleにインデックスさせます。
新聞に掲載され検索される可能性を最優先し、いち早いホームページの公開を実現しました。
ホームページ作成費用の見積もりで100万円はボッタクリですか?
「ホームページを他社で見積もりしたら100万円と言われた」と問い合わせを受けることがありますが、結論からいうと必ずしもボッタクリというわけではありません。
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ページ数が多い・ホームページの構造が複雑なため制作作業の工数が多く費用がかかりそう
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依頼内容が不明もしくは難しそうなため隠れたリスクを想定し多めに費用を見積もっている
このような理由から、100万円近い金額を見積もられることがあります。ホームページの見積もり金額に不明な点がある場合は遠慮なく質問しましょう。弊社では「一式●●万円」ではなく、何にどれだけの費用がかかるかを明示する見積もりをお出ししています。
とにかく最安・激安でホームページを作成する方法
制作業者に依頼せず自分でホームページを作成することが、一番費用のかからない方法です。
昨今ではNoCode(ノーコード)ツールの登場により、マウスのクリック操作でホームページの作成ができるようになりました。
中でもWixは2021年デザイン業界でもイチオシの存在となる見通しのNoCodeツールです。
ホームページ作成、ネットショップ、メルマガ配信もできますからビジネス用途に大変向いています。
Wixでのホームページ作成お試しはこちら ↓
完全無料でホームページを作成したい場合
Wixやジンドゥーを使えば無料でホームページを作成できます。
Wixでは無料ドメイン(https://アカウント名.wixsite.com/サイト名)のホームページでもフォーム・メルマガ・顧客管理機能は使えます。ビジネス用途で利用しても遜色はありません。
独自ドメインのホームページを作成したい場合
自分の好きなホームページアドレスにしたい場合、ムームードメインやお名前.comで独自ドメインを取得します。ドメイン料金は年額1,000円から3,000円程度。ドメインは早い者勝ちなので、ホームページで使いたいドメインがある場合は先に取得しておくと安心です。
独自ドメインでホームページを作成する場合は、Wixやジンドゥーを有料プランにアップグレードする必要があります。年額1万円から3万円程度。
Wixやジンドゥー内でも取得できますがドメイン料金が高くなります。
リスク分散の観点からも、国内企業であるムームードメインやお名前.comで取得しておくのがおすすめです。
⇒ ドメイン取得方法
急いでホームページを作成する方法

ホームページを制作するには、打ち合わせから企画立案・デザイン・素材作成と多くの工程があり、1ヶ月以内での公開は通常厳しいものでした。
しかし昨今の影響で急いでオンライン化をしたいご要望が多かったため、弊社では「ホームページ制作伴走サービス[1Day]」により1日でのホームページ制作と公開、Googleへの登録を実現しました。制作費用は10万円(税別)になります。
ホームページ作成費用に使える補助金や助成金はある?
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者を対象として、50万円上限に補助対象経費の2/3以内が補助されます。申請して採択される必要があり、2020年は特別枠もありました。通常は採択が決定する前にホームページ制作の契約をし作成を開始すると無効になるため時間がかかるのがネック。現在10月申請分の採択結果発表が2021年2月にずれこみ、事業者がホームページの制作に踏み切れない状態が続いています。
申請手続きは事業所のある地区の商工会議所・商工会です。第4回受付締切は2021年2月5日(金)です。
その他、自治体独自で補助金制度が用意されていることもあります。
ネットショップ・ECサイトを作成するのに最適なツールはどれ?
2021年はさらにインターネット通販を始めやすくなる!
ECサイトにはオンライン決済システムが不可欠です。カートシステムという呼び方もされていますが、従来であればホームページを作成し設置するための技術的な費用や、オンライン決済を利用するための月額費用がかかっていました。楽天市場のようなモールへの出店だとさらに多額の出店費用がかかります。
しかし幸いなことに今では「Amazonキラー」と呼ばれるShopify(ショッピファイ)やWixなどのNoCodeツールの登場により、技術的な費用を大幅にコストダウンしてホームページを作成しインターネット通販を始めることができるようになりました。月額費用も従来のカートシステムに比べるとかなり利用しやすい金額です。

目的と自社のITスキルに合わせてツールを選択することが大事
「良さそうだからShopifyを使いたい」という声がありますが、これは失敗の元です。なんとなくWordPressでホームページを作成したけど結局使ってない、と同じことになりかねません。
うまく使えず運用できないくらいなら、やや機能は劣ってでも使えるツールでホームページを作成するのが現実的です。
BASEやSTORESだとホームページデザインの自由度は低いですが、国内企業が提供しているサービスのため日本人が使いやすく作られています。WixやShopifyはデザインカスタマイズ性は高いですが、海外企業のため日本人の操作感に合わない箇所があります。
どちらを採用するかは一長一短ですから、必要な機能を備えているツールでホームページを作成しそれを使いこなすことが大切です。
EC・ネットショップ・カートシステムの利用料金とメリット・デメリット比較
Shopify
初期費用:無料
月額費用:9$〜
決済手数料:3.25%〜
メリット:外部連携にも強くカスタマイズ性が高い
デメリット:日本人向けでない操作感が一部あり
STORES
初期費用:無料
月額費用:無料〜
決済手数料:3.6%〜
メリット:操作が簡単で料金体系もわかりやすい
デメリット:独自ドメインが移管できない
BASE
初期費用:無料
月額費用:無料〜
メリット:操作が簡単
デメリット:決済手数料以外に、サービス手数料・振込手数料・事務手数料・モールでのオプションなど料金がかかる
楽天市場
初期費用:60,000円
月額費用:19,500円〜
決済手数料:2.5%〜
メリット:集客性が高い
デメリット:顧客のメールアドレスを得られないため退店すると顧客にメールを送れない
Yahoo!ショッピング
初期費用:無料
月額費用:無料〜
決済手数料:3.24%(クレカ)
メリット:高機能なカートシステムを無料で使える
デメリット:集客性はあまり良くない(広告が必要)
Amazon
初期費用:無料
月額費用:無料〜
販売手数料:5%〜
メリット:商品の在庫管理や発送を委託(FBA)できる
デメリット:退店すると顧客にメールを送れない
futureshop
初期費用:22,000円〜
月額費用:22,000円〜
決済手数料:3.2%〜
メリット:国内企業による集客支援や操作サポート。高機能なECサイト構築が可能。
デメリット:ランニングコスト
独自のシステムを備えたWebサービスのホームページを作成する注意点
開発案件とも呼びますが、検索サイトや自動見積もりサイトなどを作成するには、高度な技術と制作期間が必要です。
そのため、制作に100万円以上は確実にかかるという費用感でまずは認識しておくのがベストです。
実現したい機能を明確にし「要件定義」として確定することで、正しい制作費用を見積もることができます。
注意点としては、やり直しになるとさらに作成費用がかかってしまうことです。
制作会社によってはSEOやアクセシビリティ・ユーザービリティの知識があまりないことがあります。
ほぼ作り込んでから、見出しタグの使い方がおかしい、使いにくいなどが発覚すると本当に悲劇です。
要望は細かい点まで漏れなく伝えて認識合わせを確実に行う、意思疎通がとても大切です。
SEO・MEOにかかる費用の実態とは?
結論から言うと、SEOもMEOも無料でできます。費用はかかりません。
SEOにかかる費用はなぜ高いといわれるのか?
SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)ともいい、GoogleやYahoo!、Bing などの検索エンジンで検索された場合に、検索結果の上位に自分のホームページが表示されるような施策をすることをいいます。具体的な方法は「Search Engine Optimization (SEO) Starter Guide」や「検索エンジン最適化スターターガイド」などGoogle公式資料にて無料で公開されています。

SEOは費用がかかると言われるのは、これらのSEO施策をSEO業者が代行で作業することが簡単ではないからです。
SEOで大切なことは求められている情報を提供することです。
たとえば、A社のホームページを上位表示したい場合、A社のお客様が求める情報を網羅してコンテンツを作成する必要があります。
A社なら自社のお客様の求めることは何かわかるでしょう。
しかしSEO業者は、A社のお客様が何を求めているか、A社の業界についてもまだよく知らない状態だとしたら、そのリサーチから始めなくてはなりません。分析力や想像力も必要です。そのうえで制作作業を行います。
他にも行うべき施策はあるのですが、これらの手間がSEO施策の費用として計上されるというわけです。
(サイトリニューアルと変わらない金額になることもあります)
ですので、これらのSEO施策を自社で行えば費用はかかりません。
SEOコンサルティング費用は各社さまざまです。10万円/1時間のところもありますし、作業込みで3万円/1回のところもあります。
ただし、コンサルティングを受けたからといって問題が即解決するわけではないことに注意しましょう。
コンサルタントが行うのは問題解決策の提案です。その策を実行するのはご本人ですから、やらなければなんの意味もありません。
弊社では5,000円/30分でSEO改善指導としてホームページのアドバイスを行なっています。セカンドオピニオンとしてもご利用いただけて、ちょっと意見聞きたいという場合に大変好評です。
検索順位アップの仕組み
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求められているコンテンツを作成することで、アクセスや被リンクが得られます。
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アクセスや被リンクが増えれば、Googleからの評価が上がり検索順位も上がります。
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検索順位が上がればアクセスや被リンク、サイテーション(名前を紹介されること)も増えます。
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アクセスや被リンク、サイテーションが増えれば、Googleからの評価が上がり検索順位も上がります。
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以下繰り返し
求められているコンテンツを作成し、検索結果で選ばれること。これが検索順位アップのコツです!
MEOにかかる費用とは?
MEOはマップエンジン最適化(Map Engine Optimization)のことで、Googleのローカル検索結果であるマップなどに自分のホームページが表示されるような施策をすることです。
具体的には、Google マイビジネスでビジネス情報を登録し更新することで、ローカル検索結果のランキング改善につながります。これには費用はかかりません。
SEOと同じく、代行で行う作業の量によりMEO施策の費用は変わります。月額3万円〜くらいから。
フリーランス/ホームページ制作会社の選び方と注意点
フリーランスにホームページ制作を依頼するメリット
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制作会社に比べて安いことが多い
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制作者本人に直接話せて伝達のタイムロスがない
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フリーランスの個性を発揮したホームページを作成してもらえる
デメリットは、代わりがいないため体調不良などのトラブルでスケジュールが狂ったり、連絡がつかない場合の不安材料があることです。

制作会社にホームページ制作を依頼するメリット
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所在の信頼度がある
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制作実績が多い
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安定したクオリティのホームページを作成してもらえる
デメリットは、営業・ディレクター・デザイナー・コーダーなど複数の人が絡むため時間と費用がかかることです。

ホームページ制作業者の選定で失敗しないためには
「できあがったホームページのイメージが違う」「対応が悪い」「制作業者が逃げた」といったトラブルは少なくありません。
ホームページの制作を依頼するには、ぼんやりとしたイメージだけでなく「実現したい機能とその目的」をはっきり指定することで、納品後のトラブルを防ぐことができます。参考サイトを提示するときは気に入っている箇所を説明します。
もちろんそれをくみとって提案することも制作業者の務めですが、残念ながら言われた通りにしか作成しない制作業者もあります。また、SEOで集客をしたいのにビジュアル重視のデザイナーに依頼するとうまくいきません。逆も然りです。
それを判断するには、制作業者の実績やSNSでの発言を見て、仕事への取り組み方や考え方などビジネスとしてのおつきあいができるかどうかを確認します。相性が良くなさそうだと感じた場合は避けたほうが無難です。
かく言う弊社も受発注どちらの立場でも失敗を経験しました。いずれも原因は認識のズレでした。何事も早い判断と密なコミュニケーションが大事だと痛感したものです。「おまかせしてるから大丈夫」は禁物なのです。
ホームページ作成に失敗しないための制作費用まとめ
このような場面が見られたらホームページ制作契約を避ける
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打ち合わせの日時を何度も変更する(スケジュール管理の不安)
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わかるように説明してくれない(コミュニケーションの不安)
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体調が良くなさそう(クオリティの不安)
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制作実績を見せてもらえない
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見積もり金額の詳細が不明
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何社ものローン用紙に名前を書かせようとする
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3年以上の長期契約をすすめる
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ドメインの管理権限をもらえない
ホームページを作成する目的、ゴールを見失わない
ホームページ作成を進めていく中で、制作業者と意見が食い違うことがあるかもしれません。
そんなときはホームページを作成する目的は何だったか、誰に何を提供するホームページなのかを思い出し、それでも違和感がある場合は遠慮せず質問をしましょう。
制作業者はプロだからと遠慮して意見を言わないと、納得のいかないホームページが出来上がってしまい、「こんなはずじゃなかった」と満足に運用できない原因となることがあります。
制作業者もパーフェクトではありませんから判断を誤ることもあります。過信せず、依頼者としての疑問は早めに伝えてお互いの認識にズレが発生しないようにしましょう。
小さなズレが積み重なり、後になって「そうじゃない」が発生するとホームページの作成にかける時間も費用も大変なロスになります。

この記事は、2015年6月に公開した「バラしちゃいます!ホームページ制作料金の相場はいくら?用途 目的別に比較してみよう!」を再構成しています。