CMS大阪夏祭り2017 15のCMSがブース出展!各々のメリットとは?
更新日:2019年5月15日

CMSというと思い出すのが、WordPress。そしてMovable Type、あとWix・Jimdo…と私が思いつくのはこの程度でしたが、実にたくさんのCMSが他にもあるんですね。
世界的なシェアを見ると、WordPressがダントツで、次いでJoomla(ジュームラ)、Drupal(ドゥルーパル)。Wixは13位に位置しています。
ちょうど昨日、関西テレビのあるカンテレ扇町スクエア3階にある「MEBIC(メビック扇町)」で、「CMS大阪夏祭り2017」があるというので、行ってきました。
出展していたCMSは15社で、この表に掲載されているうちの8社のブースがありました。

Joomlaのブースにおられたのは「一般社団法人 ハッカースペースジャパン」代表理事の藤原佳通さん。Joomlaとは、スワヒリ語の"Jumla"を語源としており、一斉に、全体としてという意味が込められているそうです。
オープンソースで、サーバー設置型であるというのはWordPressと同じですが、あらゆる言語を簡単にインストールできることから、多言語での運用がしやすいのが特長です。
ホームページを多言語化するために4つも5つもWordPressをインストールする、というのはよく聞く話ですが、Joomlaであれば1つのCMSで複数の言語を利用できるため、そんなことをする必要がないのだそうです。
日本ではあまりそのようなことは必要ありませんが、1つの国の中で複数の言語を使う国では必須なのだとか。なるほどこれが、世界でJoomlaが使われる理由の一つなのかもしれないと感じました。
大規模案件にも!Drupal(ドゥルーパル)
Drupalのプレゼンをされていたのは、Drupal専門のWebシステム開発会社「ANNAI」代表取締役社長 紀野恵さん。政府や大学でのWebサイト導入実績が多く、事例としては、内閣府政府CIOポータルや総務省 G空間プラットフォーム、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構などがあり、Web系でよく知られたところでは「Web担当者フォーラム」がまさにDrupalで作られているそうです。
大規模案件にも耐えうる細かな拡張性と、サードパーティモジュールもサポートするセキュリティチームがあるのが特長で、iPhoneやAndroidなど外部システムとの連携も可能です。多言語サイトの作成も可能なことから、こちらも世界シェアで上位に位置するのもうなずけます。