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CMS大阪夏祭り2017 15のCMSがブース出展!各々のメリットとは?

更新日:2022年9月3日


CMS大阪夏祭り2017

CMSというと思い出すのが、WordPress。そしてMovable Type、あとWix・Jimdo…と私が思いつくのはこの程度でしたが、実にたくさんのCMSが他にもあるんですね。


世界的なシェアを見ると、WordPressがダントツで、次いでJoomla(ジュームラ)、Drupal(ドゥルーパル)。Wixは13位に位置しています。


ちょうど昨日、関西テレビのあるカンテレ扇町スクエア3階にある「MEBIC(メビック扇町)」で、「CMS大阪夏祭り2017」があるというので、行ってきました。


出展していたCMSは15社で、この表に掲載されているうちの8社のブースがありました。


CMS 世界シェア Usage Statistics and Market Share of Content Management Systems for Websites, August 2017

Joomlaのブースにおられたのは「一般社団法人 ハッカースペースジャパン」代表理事の藤原佳通さん。Joomlaとは、スワヒリ語の"Jumla"を語源としており、一斉に、全体としてという意味が込められているそうです。


オープンソースで、サーバー設置型であるというのはWordPressと同じですが、あらゆる言語を簡単にインストールできることから、多言語での運用がしやすいのが特長です。


ホームページを多言語化するために4つも5つもWordPressをインストールする、というのはよく聞く話ですが、Joomlaであれば1つのCMSで複数の言語を利用できるため、そんなことをする必要がないのだそうです。


日本ではあまりそのようなことは必要ありませんが、1つの国の中で複数の言語を使う国では必須なのだとか。なるほどこれが、世界でJoomlaが使われる理由の一つなのかもしれないと感じました。




大規模案件にも!Drupal(ドゥルーパル)

Drupalのプレゼンをされていたのは、Drupal専門のWebシステム開発会社「ANNAI」代表取締役社長 紀野恵さん。政府や大学でのWebサイト導入実績が多く、事例としては、内閣府政府CIOポータルや総務省 G空間プラットフォーム、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構などがあり、Web系でよく知られたところでは「Web担当者フォーラム」がまさにDrupalで作られているそうです。


大規模案件にも耐えうる細かな拡張性と、サードパーティモジュールもサポートするセキュリティチームがあるのが特長で、iPhoneやAndroidなど外部システムとの連携も可能です。多言語サイトの作成も可能なことから、こちらも世界シェアで上位に位置するのもうなずけます。




直感的操作感!Concrete5(コンクリート5)

Concrete5のお話を聞かせてくださったのは「ピクトロンウェブプランニング」代表 杉山敦さん。Concrete5は、今開いているページをそのままクリックして編集でき、ドラッグ&ドロップでブロック単位のコンテンツを操作できる、直感的な操作感が特長です。


また、コンテンツのブロックごとに管理権限を設定することができるため、複数のユーザーでホームページを運用する場合に、編集していい箇所とそうでない箇所を細かく振り分けることができて便利だと感じました。




静的ページ生成!Movable Type

一時期、WordPressと並んでユーザーの多かったMovable Type、.htmlの静的ページを作成できるのが特長です。しかし、無料版の開発が終了したということで、困っているユーザーの話を聞くことがちらほらありました。


そこで、Movable Typeのブースにおられた「シックス・アパート株式会社」担当者さんに、従来の無料ユーザーは今後何を使えばいいのかを質問してみると、Movabletype.net」のWebサービス(月額2,500円 税抜)を使うことをすすめられました。


サポートの終了したソフトウェアを使い続けるのは危険ですから、該当するユーザーさんは、なるべく早い目に切り替えたほうがいいですね。



日本人が日本人の為に開発している国産CMS!baser CMS

今回私が個人的に超気に入ったCMSがこちらbaser CMS。日本のビジネスマンがWindowsで慣れ親しんだ、フォルダ構造で表現されたホームページの階層と、複数設置可能なブログ、添付ファイルも利用可能なメールフォームが特長です。


アンケートや資料請求、見積り依頼などと、フォームを使って顧客からの情報収集を行いたいと思っても、思うようにカスタマイズできず辛い思いをすることがよくあります。


しかし、baser CMSなら、フォームの項目追加や並び替えだけが簡単なのはもちろん、郵便番号による住所の自動補完や、添付ファイルの利用までできるフォームの設置が可能なの魅力。


これは本当にありがたい。日本の企業が「自社サイトにぜひ欲しい」と思っているフォームの機能が標準で装備されているのですから。


ブースにおられたのは、NPO法人ベーサーファウンデーション baserCMS公式エバンジェリストの安部大輔さん。なんと九州博多からお越しになられました。


また、余談ですが、なんと安部さんは私のTwitterのフォロワーさんでした。嬉しいやらびっくりするやら!




NPO法人ベーサーファウンデーション baserCMS公式エバンジェリストの安部大輔さん


他にも個性的なCMSがたくさん!

タイミングを逃し、すべてのブースをまわることができませんでしたが、さまざまなCMSを見ることができて本当に良かったです。


正直言うと、WordPress以外にいったい、どんなCMSがあるのか、そしてそれらにどんな意味があるのか、ピンときていませんでした。


しかし、あらゆるブースで話を聞いてみて納得しました。


多くのユーザーが使っているCMSを使うと安心だと思いがちですが、同時にサイバー攻撃の標的にされやすくなります。WordPressが頻繁にアップデートを行っているのもまさに、その対策のためです。


そうなると、あまりユーザーの多くないCMSを使うことで、サイバー被害にあうリスクを回避できるかもしれません。政府や大学などの機関があえてWordPressを使っていないのは、その辺りが理由なのかなと思いました。


 

また、WordPressは、オープンソースで自由に使えますが、運営管理している企業があるわけではなく、ユーザーの貢献によって成り立っていると言ってもよいでしょう。つまり、不具合が起きた場合のことを考えると、自己責任で使わなくてはなりません。


※よく勘違いしますが、Automatic社はWebサービス版のWordPress.comの企業で、オープンソースのWordPressとは別です。


私はその点に不安を感じ、WordPressから離れてWixに移行しました。自分で使うにはいいのですが、お客様に提供するには、私ではもう無理だと思ったのです。


しかしこのたび、国産のCMS(Soy CMS、a blog CMS、baser CMS)に多く巡り会いました。「何かあったらうちの責任にしてくれてかまいません!」と言い切ってくれるから頼もしい。困ったときに、サポートやフォーラムをさまよい歩かなくていいのです。


オープンソースでも、国内産CMSなら、対応してくれる人が国内にいる。これは嬉しいことです!



出展のCMS

WordPress/ECCUBE/Jimdo/Drupal/Craft cms/MODX/pulse/Soy CMS/TYPO3/Contao/concrete5/a blog CMS/Movable Type/baser CMS/Joomla




ホームページでお困りごとが発生したら、ご連絡ください(相談無料)。

050-3577-0218


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