こんにちは、Web Aqua合同会社 日向 凛です。
最近、Gmail宛に送信したメールがエラーになって届かないことが増えています。
これらは、Gmailのセキュリティ強化に伴い「なりすまし」の疑いでエラーにされている可能性が高いといわれています。
このエラーを回避するにはSPFレコード設定をすることが有効です。
弊社ではドメイン接続を Wix のネームサーバに、メールサーバをさくらインターネットに設定することを推奨しております。下記に設定方法を解説いたしますので、同様の現象でお困りの方はお試しください。
SPF(Sender Policy Framework)レコードとは
さくらインターネットのカスタマーセンターによると、SPFレコードとは送信されたメールが「なりすまし」かどうかを判別するために設定しておく仕組みです。
たとえば、A社のSPFレコードにA社のメールアドレスドメインである「www1111.sakura.ne.jp」を設定しておくとします。
A社の社員が送信したメールなら当然「www1111.sakura.ne.jp」サーバからの送信になります。SPFレコードの設定と一致するので正当なものであるとわかります。
一方、悪意の第三者がA社の社員のふりをしてメールを送信する場合「www1111.sakura.ne.jp」ではないメールサーバからの送信になります。
SPFレコードとは一致しないため「なりすまし」と考えることができます。
メールアドレスは偽装できても、メールサーバを偽ることはできないのですね。
インターネット電子メールの送受信において送信者のドメインの偽称を防ぎ、正当性を検証する仕組みの一つです。
送信元メールアドレスドメインのSPFレコードと、実際にメール送信を実施したサーバー情報を見比べる事で「なりすましメール」の可能性を確認します。
さくらインターネットより引用:https://help.sakura.ad.jp/notification/n-2595/
Wix &さくらサーバ SPFレコード設定方法
ドメイン接続を Wix のネームサーバに、メールサーバをさくらインターネットにしている場合の設定方法をご紹介します。
ダッシュボードで「設定」→「ドメイン」とクリックします。
ドメイン管理で「DNSレコードを管理」をクリックします。
TXT(テキスト)の「レコードを追加」をクリックします。
[値]にSPFレコードを入力し「保存」をクリックして完了です。
SPFレコードは
v=spf1 a:www***.sakura.ne.jp mx ~all
v=spf1 +a:www***.sakura.ne.jp mx ~all
+は省略可能なので、どちらの記述でも問題ありません。
***は利用中のサーバホスト名が入ります。
SPFレコードの記述が正しいか確認するには、下記のサイトが参考になります。
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